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Jan. 31, 2026

ワンオペイベント配信・収録システムの構築

What I Learned イベント現場において、会場のスクリーン演出と配信・アーカイブ収録を両立させるシステムを構築した。会場進行を絶対に止めない(Main System)と、高品質なアーカイブを残す(Sub System)という異なる要件を、物理的な分離とネットワーク的な統合によって両立できる。SDI による長距離伝送や Bitfocus Companion によるワンボタン制御を取り入れることで、少人数オペレーションでもミスが起きにくい堅牢なシステムとなった。 Details 全体コンセプトと要件 会場演出(スクリーン)と配信・収録の完全分離と連携 会場スクリーンに出す映像(Main)と、アーカイブ/配信用に残す映像(Sub)を物理的に分けつつ、ワンオペレーターで制御可能な環境を構築する。 設計要件 役割の物理的分離(リスク分散) Main System (Projector): 会場のスクリーン演出専用。配信側のトラブルが会場進行に影響しない構成 Sub System (Streaming, Recording): パッケージ映像作成専用。スライドとカメラ映像を合成し、ISO 収録を行う 長距離伝送 (SDI) Main 卓と Sub 卓の距離に対応するため、HDMI を SDI に変換(Blackmagic BiDirectional Converter 使用)して伝送 相互監視とリターン ATEM Streaming Bridge を使用し、Sub System の映像を Ethernet 経由で Main System の入力 4 へ戻す 出演者が収録映像を確認できるようにする システム構成図 Mermaidソースコード: system-diagram.mmd セットアップ後の実際の様子 実際のオペレーション環境。左側にPC(ATEM Software Control表示)、中央に2台のATEM Mini Pro、Stream Deck、Loupedeck、右側にオペレーターPC。全ての機材が卓上に集約され、ワンオペレーションで制御可能な配置となっている。 オペレーション構成 (Control & Network) 物理的に分かれたシステムをワンマンで回すための集約設定。 Bitfocus Companion (Stream Deck)